人が動くとき、ひざの関節軟骨がクッションの役割を果たしています。関節軟骨は常々分解と再生を繰り返しているのですが、加齢とともにそのバランスが崩れ、軟骨成分は減少しています。その結果、スムーズな動きを妨げ、膝関節の不快感につながるのです。

軟骨の構成成分は、約70%は水で、残りの約30%はⅡ型コラーゲン、プロテオグリカン、ヒアルロン酸といった軟骨基質で構成されています。おなじみのグルコサミンやコンドロイチンは軟骨成分の部品のひとつでしかありません。

プロテオグリカンが軟骨成分の大本命とされていながら商品化されなかった理由は、これまでの技術ではプロテオグリカンを壊さないで抽出することが非常に困難だったことにあります。

昔は牛の軟骨からプロテオグリカンが作られていましたが、その当時には「1g 3,000万円」するといわれていました。弘前大学の研究によって鮭の頭部にある鼻軟骨からプロテオグリカンを大量に抽出する技術が開発され、健康食品に使用できるようになったのです。

世界最大級である「ナチュラル・プロダクツエキスポ・ウエスト2017」という展示会がアメリカであり、そこで私たちのサケ鼻軟骨由来プロテオグリカン（アメリカでの商品名「Juvecol」）が、最優秀新成分賞を受賞しました。

プロテオグリカンはまだまだ聞きなれない新しい成分ですが、健康成分の大本命になると思っています。